キリギリスの飼育 キリギリス.jp2012年も4月末から孵化が始まり。現在、20匹以上が3齢になっています。 そろそろ4齢になるのでミルワームを今日から与えます。 飼育方法(餌や飼育箱)は、昨年と同じやり方で、うまくいっています。 以下のコンテンツは、2010年と2011年に書いたものですが、参考にになると思うので、このまま掲載します。特に、昨年と異なることが出てきたら、このサイトで報告します。 (2012年5月27日記) このサイトはキリギリスの飼育について解説する。キリギリスの餌(エサ)についても紹介する。 2011年も4月24日から孵化が始まり約20匹が孵化した。 写真は2011年4月に孵化したニシキリギリスが3齢になって竹串にとまっているところである。 ■キリギリスの卵 卵は、昨年末に産卵させた土の中から取り出し、脱脂綿を敷いた容器に並べて管理した。 孵化直前の卵は緑色になる。 ■キリギリス1齢(4月24日〜5月7日) 孵化したキリギリスを1齢といい、その後、脱皮をする度に2齢、3齢という。 孵化したキリギリスは大きな飼育箱に移動する。 飼育箱の大きさは36cm×20cm×20cmで、1つの飼育箱にキリギリスを10匹づつ入れる。 2011年は4月24日から今年の孵化が始まった。 孵化したばかりのキリギリスの大きさは5mm程度である。 孵化は5月9日まで続いた。
▼孵化の連続写真
▼エサを食べる1齢のキリギリス 孵化したばかりのキリギリスのエサはこの時期に咲くヒメジョオンやタンポポの花粉や花びらが良い。 飼育箱にはヨモギも入れておくと隠れる場所になりキリギリスのストレスが少なくなる。 また水も良く飲むので1日に1回くらい飼育箱の中の草や側面に霧をふくようにする。
■キリギリス2齢(5月3日〜17日) 孵化後10日くらいすると脱皮をして2齢になる。 4月24日に孵化したキリギリスは5月3日前後に、5月7日に孵化したキリギリスは5月17日前後に脱皮をして2齢になる。 飼育箱の中には竹串(竹ひご)を木に刺して入れておくと脱皮の場所に使われる。 2齢のキリギリスの大きさは7mm〜9mm程度である。 2齢のキリギリスを飼育するには草花の他に動物性のエサが必要になる。 アブラ虫のように小さな生きた虫をエサとして与えるのが良いが手に入れるのが難しいので鰹節を細かく砕いてやるのが良い。 水も忘れずに与えるようにする。
■キリギリス3齢(5月13日〜27日) 2齢から10日くらいするとまた脱皮をして3齢になる。 4月24日に孵化したキリギリスは5月13日前後に、5月7日に孵化したキリギリスは5月27日前後に2回目の脱皮をして3齢になる。 3齢のキリギリスの大きさは12mm程度である。 3齢のキリギリスを飼育するには動物性のエサがさらに必要になる。 鰹節やドッグフードは食いがあまり良くないので缶詰のミルワームをやるのが良い。
▼脱皮の連続写真
■キリギリス4齢(5月23日〜6月6日) 3齢から10日くらいするとまた脱皮をして4齢になる。 4齢のキリギリスの大きさは20mm程度である。 エサはミルワームを良く食べる。 4齢になって縄張り争いをするので個別に飼育することにした。 飼育箱の置き方を工夫することで餌を換える手順を簡単にする。
■キリギリス5齢(6月2日〜16日) 4齢から10日くらいするとまた脱皮をして5齢になる。 5齢のキリギリスの大きさは22mm程度である。 この時期になると雌雄の判定ができるようになる。
■キリギリス6齢(6月12日〜26日) 5齢から10日くらいするとまた脱皮をして6齢になる。 6齢のキリギリスの大きさは28mm程度である。 写真のキリギリスは2011年6月13日に脱皮して5齢から6齢になった。 産卵管がしっかりわかるようになった。 しかし、背中を見ても小さな羽がまだ現れてないので、成虫になるまでに2回脱皮することになりそう。 ここまで順調なので6月23日前後に7齢、7月3日前後に羽化する可能性が高い。
■キリギリス7齢(6月22日〜7月6日) 6齢から10日くらいするとまた脱皮をして7齢になる。7齢のキリギリスの大きさは30mm〜35mmである。場合によっては7齢で羽化して成虫になることがある。 今年は、全ての固体が7齢になった。
■キリギリス羽化して成虫になる(7月2日〜16日) 7齢から10日くらいするとまた羽化(脱皮)をして成虫になる。 成虫になったばかりのキリギリスの大きさは30mm〜35mmである。 その後、10日間くらい餌を食べると40mm近くまで成長する。
■キリギリスのオス♂の初鳴き 羽化してから4日から1週間で鳴くようになる。 最初は「ギー」としか鳴かないが、数時間もすると「チョン」が入るようになり、鳴きはじめてから半日もする「ギーチョンギーチョン」と鳴くようになる。
■キリギリスの交尾から産卵まで 羽化して10日くらい経つと、オスは鳴き続け、メスは産卵ができるようになる。 そこで、健康なオスとメスのキリギリスを2匹づつを一緒の産卵用の飼育箱に一緒にする。 一緒にするとすぐに交尾を始めて次の日から産卵を始める。 餌はミルワームとニンジンを与える。 水は良く飲むので霧を1日2回くらい吹くと良い。
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